深田クラブ、深田久弥の100名山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深田クラブについて



1.深田クラブとは      
その名のとおり、山をこよなく愛した作家、故深田久弥の「人となり」、「文学」、そして「山への接し方」を愛し、共感する者たちの親睦と情報交換のための会です。すべてのことがらが合理的で機械的に変化していく現代にあって、登山の世界もよりドライな方向に変わりつつあります。しかしそうしたときだからこそ、わたしたちは深田久弥が示した、愚直で思索的で多少ウエットで限りなく好奇心に満ちた山登りを実践してゆきたいと考えています。

 わたしたちのある仲間は、日本百名山をはじめ山岳に恵まれたわが国の名だたる山を登り尽くしています。ある仲間は地域のすばらしい山を他会員に紹介するために骨をおってくれています。ある仲間は自ら登った山を文学的紀行として会報に投稿しています。ある仲間はひたすら「深田久弥という人のファン」として会員資格を得ています。ある仲間は百名山に見向きもせず深田久弥とその文学に没頭しています。ある仲間は国内にあき足らず海外の山に登っては他会員に紹介しています。そしてほとんどの仲間は、山以外に「写真」「短歌」「俳句」「音楽」「絵画」「エッセイ」「きのこ同定」「囲碁」等々の趣味を併せ持ち、会の中で披瀝してくれます。

 そんな個性豊かな仲間が集うのが「深田クラブ」です。創立は1974年6月、会員は首都圏を中心に北海道から九州まで広がる。2010年9月現在、会員115名、会長鴨下重彦。

山岳誌『岳人』(2005年6月号)に掲載されたクラブの紹介記事

2.活動及び運営について
 活動及び運営は、一般の社会人山岳会や山の会などとはやや異にし、会員同士の親睦や情報交換にウエイトをおいたカルチュア・クラブ的な行き方をしている。
 主な内容は次のとおりです。
 ・総会――深田久弥の命日(3月21日)前後に総会と総会山行を行う。
 ・会合――8月に暑気払い、12月の第2土曜日に忘年会を行う。
 ・会報――「深田クラブ会報」を年2回発行する。
 ・クラブニュース――毎月1回発行する。
 ・地方会員による呼びかけ山行:新潟、仙台、長野、関西等在住者の企画による山行を各1回行う。
 ・首都圏を中心とした日帰り山行――年に3~4回行う。
 ・深田久弥関係行事への協力と支援:韮崎市観光課主催の「深田祭」や加賀市の「深田久弥を愛する会」主催の行事など。
 深田クラブの活動状況 (2003年~2008年)

3.出版及び執筆関係
 1987年9月 『日本二百名山』を昭文社より刊行。第7版まで刊行される。
 1997年5月~1998年12月 「海外悠遊山歩き」と題して、中高年でも比較的容易に登れる海外の名山 を山岳雑誌『岳人』に連載する。
 1999年9月『深田久弥の研究 読み、歩き、書いた』を新ハイキング社より刊行。
 2001年7月「日本百名山の自然環境に関する調査内容」を山岳雑誌『岳人』に掲載。
 2002年1月~8月朝日新聞社刊『週刊 続日本百名山』のビギナーのための登山ガイド記事を執筆する。

4.海外記念山行
 1982年1月 創立10年記念海外山行 台湾玉山登山
 1988年5月 創立15年記念海外山行 韓国ハンラ山登山
 1994年6月 創立20年記念海外山行 ハワイ島マウナケア・ハイキング
 1997年4月 オマーン・ハイキング    最高峰ジュベルシャムス・ハイキング
 1999年9月 創立25年記念海外山行 バリ島バドゥール山・ハイキング
 2009年1月 創立35年記念海外山行 オーストラリア・コジウスコ山・ハイキング

5.深田クラブ会則
 → 会則のページ