万葉の里から武衛山(321m)に登る
    JR武生駅〜味真野神社前〜万葉の里〜武衛山〜万葉の里〜タケフナイフビレッジ〜JR武生駅
 
         日程:2023年8月23日(水)   (掲載日:2023年9月25日)

       

武生街の旗

味真野神社へ

継体天皇御宮跡碑

継体大王花がたみ像

武衛山登山口※
              

倶利古曽山展望台

分岐地点

50m毎の道標

三の砦跡

最後の急坂

山頂※

山頂から日野山を望む※

四等三角点

刃物作成中

タケフナイフビレッジ

 *写真をclickすると拡大する ※付きは拡大写真をclickで更に拡大。            武衛山MAP


8月23日朝、JR武生駅に着いた。駅前は24年に始まるNHK大河ドラマ「光る君へ」紫式部ゆかりの地として町興しに余念がない。駅からバスに乗り、味真野神社前(8:52)で下車する。神社には「おおとの王」 のちの継体天皇御宮跡だとする碑が建てられていた。この辺は古の歴史的な由緒ある地域なのである。王と照日の前(てるひのまえ)との愛の物語・謡曲花筺(はながたみ)に因んで公園「恋のパワースポット」がつくられ、お二人の花筺像が新しい。

万葉館を過ぎ登山口に着く(9:02)。味真野小学校の子ども達が作った50m毎にある道標に従って進む。獣除けの電気柵を跨ぎ緩やかに登山道を登っていくと程なく倶利古曽山展望台(122m・9:12)に着き、里が見渡せた。先を目指す。間もなく越前守護斯波義敏が開いた霊泉寺へと山頂への分岐点に着く(9:18)。道標に励まされながら三の砦跡(9:22)を過ぎ、よく整備された道の軽いアップダウンを繰り返し、強い陽射しに耐えながら周りの景色を楽しみのんびり行くと残り200mの急坂(9:55)が待っていた。ロープも張られている。雨の後などは滑りやすそうで下りに重宝しそうだ。滴る汗にめげず一踏ん張りで 武衛山々頂(321m)に着いた(10:02)。途中、一人の男性ハイカーに会っただけでこの山を独り占めである。城趾とあって小広く、隣りに日野山が見え、眼下に味真野の里が広がる。4等三角点を愛で、ベンチで休んでいると天気が急変し雨が降ってきた。幸い通り雨だったが先を急ぐことにして下山開始(10:18)。登山口には10時58分に戻った。

この後、万葉館を見学したり、万葉庵で昼食に舌鼓を打ったり苑内を見て回り、バスの時間に合わせて近くのタケフナイフビレッジを訪れた。ここの受付で敦賀、武生を通る北陸新幹線の春の開通を祝って、駅から観光地を結ぶ500円タクシー券(観光誘客促進事業)があることを教わり、それを利用した。タクシーの運転手からは武生の町の魅力(越前蕎麦など)を聞きながら駅に戻った。 (大久保 博・記)