快晴の空の下 姫神山(日本二百名山 標高1123.8m)に登る
        一本杉キャンプ場から、一本杉、八合目、山頂、コワ坂コース、一本杉キャンプ場
   
        日程:2023年10月26日(木) (掲載日:2023年11月28日)

       

一本杉口の
姫神山登山コース案内図※

名残ツキミソウ岩手山

一本杉清水

一本杉の巨木

八合目の標柱
              

姫神山頂の安山岩岩塊

南東の彼方に早池峰山?※

岩手山の南に秋田駒ヶ岳※

北上盆地と岩手山※

岩手山の北には八幡平※

コワ坂は穏やかな
登山道だった

一本杉キャンプ場からの
岩手山

駒形神社啄木歌碑の
石切場解説

渋民からは姫神山は
気品ある姿だった

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   *写真はクリックすると大きくなります。※付きは拡大写真をclickで更に拡大する。    姫神山map 


5:55に一本杉キャンプ場を出発する。穏やかな登山道には大きな朴の木の落葉が散り敷かれ、乾いた大気にキツツキの響きだ。そして一本杉コースの謂れと思われる杉の巨木があり、すぐ傍に湧水が流れていたので水を汲んだ。傾斜が増してくると擬木の階段となり歩きにくい。尾根に出たところが五合目で『姫神山一本杉登山道 頂上まであと1360m』の表示が在った。

尾根状の径から右手に山腹を巻き隣の尾根に出たところに『八合目』の標柱が在ったが、あまりに五合目から近く感じた。ここからは岩塊の径になり傾斜も増してきた。小灌木帯になると展望が開け、振り返ると北上盆地が足元に広がり、頂にうっすらと雪の来た端正な姿の岩手山が在った。磊磊(らいらい)とした岩塊を右手右手と辿ると城内からの登山道に合流したので、左手に引き返すように辿り山頂に出たのが7:49だった。

快晴の空の下360度の展望だ。 南東彼方に両翼を広げたのは早池峰山かな
岩手山の南方は秋田駒ヶ岳で、北側には八幡平の穏やかな広がりがある。北方遥か彼方に霞むのは八甲田の山塊だろうか。コワ坂コースに下りはじめたのが8:20で、一本杉キャンプに戻ったのが9:24だった。
この後テントを撤収し、渋民駅に向かって歩き始めたのが10:30。途中の山屋集落の駒形神社には『石川啄木第一号歌碑花崗岩石切場』の案内があり、振り返ると気品高い姫神山の姿が遠のいていた。北上川を渡り渋民駅に着いたのは12:36だった。(記 冨永 之廣)