冬山入門の北横岳(2472.5m)へ雪上散歩を楽しむ
    
    北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅→←山頂駅→←北横岳ヒュッテ→←北横岳:往復
         日程:2024年2月10日(土)   (掲載日:2024年2月24日)

       

RW山頂駅

登山口

坪庭から山頂駅を振り返る

第1休憩場

北横ヶ岳方面を見る
              

分岐点から縞枯山が間近に

樹間から南アが見え出す※

北横ヒュッテ到着

南峰に到着※

北峰へ

北峰から浅間山を望む※

南八ヶ岳を望む※

北峰の修那羅大天武

坪庭を行く登山者

キツツキのお出迎え

         *写真をclickすると拡大する ※付きは拡大写真をclickで更に拡大。    北八ヶ岳周辺MAP


2月10日(土)、JR茅野駅発10:20のアルピコ交通のバスに乗り、北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅に向かう。約1時間で山麓駅(1,771m)に着き、真っ先にチケットを購入、11:30発のゴンドラに乗り込む。 標高差460mを約7分であっという間に2,237mの山頂駅に着いてしまう。駅の無料休憩室で身支度を整え、大勢の登山者やスキーヤー、ボーダー、観光客で賑わうゴンドラ駅前の雪の広場でアイゼンを装着し、11:54、 いざ登山開始。

緩やかな雪道を登っていくと第一休憩場(12:00)に出る。振り返ると山頂駅の背後に中央アルプス連峰が連なっていた。北横岳分岐(12:07)からはなだらかな縞枯山も間近に望む。左方向を見上げると北横岳への 稜線が白く輝いていた。一端、僅かに下り橋を渡るといよいよ樹林の中の登りである。よく踏み固められた雪道をジグザグに登っていく。樹間の切れ間から南アルプスが見渡せるようになり、程なく三ッ岳への分岐に出た。稜線上の上りの道をゆっくり登っていくと北横ヒュッテ(12:44)に到着した。天狗のトーテンポールもお出迎えである。登山者が思い思いにランタイムを楽しんでいた。

腹ごしらえで一息入れて山頂を目指す(12:50)。急坂を一頑張りすると待望の三等三角点峰・北横岳南峰2472,5mである(13:05)。強風が肌を刺す中、展望を堪能する。北峰に向かう。北峰の方が少し高い (2,480m)。山頂から間近に浅間山や蓼科山の後ろの彼方に北アルプスを望む。山頂には「修那羅大天武(しょならだいてんむ)」が祭られている。南北の八ヶ岳の山頂にはそれぞれ神々が鎮座していて信仰の山々なのである。

大パノラマを楽しんだら強風で長居は無用だ。北横ヒュッテ(13:39)に戻りコーヒータイム。後は足にまかせてドンドン下る。広々と広がる坪庭の中を、列をなして進む登山者を足下に見ると山頂駅は近い。 14:18キツツキも出迎えてくれる山頂駅に戻り、14:30発のゴンドラに乗る事が出来た。バスの発車は15:00ジャスト。臨時バスが3台出て、座席が確保され一日の雪上ハイクをゆっくりと嚙み締めるのであった。 (大久保 博・記)