*写真はクリックすると拡大します。*地図:奥武蔵@吾野駅〜顔振峠(出典:国土地理院サイト) 奥武蔵A顔振峠〜関八州見晴台(出典:国土地理院サイト)
奥武蔵B関八州見晴台〜西吾野駅(出典:国土地理院サイト)
西武池袋線の吾野駅から、歩き易い登山道を登り顔振峠へ登り、峠から稜線を辿って躑躅に包まれた関八州見晴台を訪ねました。顔振峠は、50年以上前に小学校の遠足で訪ねた事がある懐かしい場所です。吾野駅から秩父街道の吾野宿を抜けて登山口へ。そこから歩き易い登山道を登って行くと、約1時間で奥武蔵の里山の稜線上の峠に出ます。かつて義経・弁慶主従が、余りの展望の素晴らしさに顔を振り振り眺めたと伝わる事から、顔振峠の名が付いたと伝わっています。訪ねた日も天気の良い一日で、奥武蔵の山並みの彼方に、純白の富士山を見ることが出来ました。
峠の奥にある小ピークが、雨乞塚の小ピークです。小学校の遠足で登った時、眺めの良い山頂で昼食を食べた記憶がありますが、恐らく顔振峠から一番近いピークの雨乞塚だったのでしょう。雨乞塚の頂には、小さな祠が祀られていました。
顔振峠からは登山道と舗装道路が交互に現れます。里山の山上集落を結ぶ舗装道路で、登山道が途切れ途切れになっているのが残念です。顔振峠から歩く事約2時間で、高山不動尊奥の院の頂に到着します。この場所は通称「関八州見晴らし台」と呼ばれていますが、見晴台と名が付くだけあって展望の良い処で関東平野が一望出来ました。また見晴台周辺は躑躅の花が丁度見頃で、展望と躑躅の花を楽しみながら、のんびりとした一時を過ごす事が出来ました。
家から電車で行けて、展望と季節の花を愛でられる奥武蔵の里山。「近くの山をノンビリ歩くのも好いものだな。」と感じた、顔振峠・関八州見晴らし台です。
(記 平尾 肇)
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