山旅の思い出217

    乗鞍岳  −再登頂の頂で展望を楽しむ
    日程:2012年9月26日 
      (掲載日:2025年10
月20日)


肩の小屋口

雷鳥に出会う

肩の小屋に到着

肩の小屋から山頂を望む

小ピークから山頂

三角点と本殿

乗鞍岳の山頂に到着

権現池を見下ろす

左に畳平・遠くに槍穂高

バスの車窓から

 *写真はクリックすると拡大します。  *地図:乗鞍岳(出典:国土地理院サイト)


 (乗鞍高原・前泊〜乗鞍高原観光センター(バス)→肩の小屋口〜乗鞍岳山頂〜畳平バスセンター(バス)→スキー場前)
 やっと秋の気配を感じられるようになった9月下旬、旧職場の仲間から誘われて乗鞍岳に登ることになった。
 山頂近くまでバスが行くというので気軽に話に乗り、山麓の温泉も楽しみであった。因みに、乗鞍岳は23座ある3,000m峰の19番目の高さを誇り人気の山である。
 9月25日(木)あずさ13号で新宿駅を発って松本駅経由アルピコ電鉄(旧松本電鉄)で新島々駅へ。バスで乗鞍高原観光センター・スキー場前へ、近くのペンション・カムスに投宿。
 26日(金)雨模様の中、観光センター8:30発のバスに乗り込む。バスは七曲がりのエコーラインを上り、肩の小屋口で9:14下車、我々の他に数人が降りたが、大多数は上のバス停まで乗って行った。トイレを済ましカッパを着て9:24登り始める。途中、冬模様に変わりつつある雷鳥3羽に出会い癒される。肩の小屋9:58で一休み。天気は10時頃から良くなるとの予報通り晴れてきた。目の前の山頂を目指して、瓦礫の道を一歩一歩我慢の登りである。途中の小ピークで風を避け小休止。
 11:13鳥居を潜ると待望の3,026bの山頂であった。一等三角点が大きい。遠くに御嶽山、穂高連峰・槍ヶ岳が望める。早速、乗鞍本宮頂上本殿に参拝した。珍しく係の宮司?が居て、お守り等を販売していた。居合わせた登山者に記念の集合写真を撮って貰い11:30山頂を後にする。
 下りは速い。この時間帯になり、登りの登山者が増えて交差に手間がかかるが、待つ時間も気分的に余裕である。足下にハトサブレの様な形の青色に輝く権現池が綺麗だ。肩の小屋で息を整え12:13、先を急ぐ。バスターミナルのある畳平に向けて車道を歩く。鶴ヶ池の下の草紅葉の道を通り、文字通り広々とした畳平(13:07)に着いた。バス発車時間(14:05)を待つ間、ビール片手にゆっくりとロビーで寛いだのは言うまでもない。十年以上乗務をしているバスガイドさんから、近年珍しく赤く色づいたナナカマドが斜面に観られるとアナウンスされ、慌てて車窓から愛でた。宿の露天風呂で汗を流し、スパーリングロゼワインで乾杯し洋食のビーフ等を楽しみ満足の一日を締めくくった。                                                                

                                          (記 大久保 博)