山旅の思い出218
シニア百山51

    上権現堂山・下権現堂山  −越後の山々を俯瞰する頂へ
    日程:2012年10月24日 
      (掲載日:2025年11
月20日)


権現堂山の登山口にて

下権現堂への登山道

木山弥三郎清水

下権現堂からの展望

下権現堂の山頂にて

下権現堂山を振り返る

上権現堂山の三角点

上権現堂山頂の鐘

登山道を俯瞰する

猫岩登山口

 *写真はクリックすると拡大します。  *地図:権現堂山(出典:国土地理院サイト)  


 戸隠渓流公園キャンプ場で幕営した翌日、新潟の山仲間と合流。杉木立のなかの石段を登り登山道を歩き始めた。戸隠神社に至る途中で、今年も大きい茗荷を収穫した。弥三郎婆の標識の横が登山口だ。いきなり急登で喘ぐ。寝不足も影響しているか。晴れて暑く、水を頻繁に補給しながら登った。かなりの急登だ。
 弥三郎清水の水は冷たくて美味しかった。これで生き返った。三合目あたりはカリヤスの群落だ。黄八丈の染料だそうだ。七合目になると植生が変わり、ブナやヤブツバキが出てくる。多少日光が遮られて歩きやすくなる。八合目を過ぎたところにある展望地からは、魚沼コシヒカリの田圃が広がって見える。荒沢岳、越後駒ケ岳、中岳、上州武尊山、八海山など曾游の名山たちが山座同定できた。 下権現堂山山頂は360度の大展望だ。上記名山のほかに、粟ケ岳、守門岳、浅草岳 なども山座同定することができた。
 中越を越えて上権現堂山に行く。ここも展望がいい。岩に埋め込まれた山名表示板で山座同定を楽しんだ。 手ノ又登山口へは急降下して猫岩などへの分岐に至り、さらに一気に下る。ところどころ薮っぽいところもあった。マムシも見かける。下山後、中子沢温泉という麓の鄙びた温泉で汗を流した。                             

                                          (記 山本 進吾)