山旅の記録
(シニア百055)

    僧ヶ岳  (越中の名峰、僧ヶ岳から駒ケ岳へ)
    日程:2020年9月19日 
      (掲載日:2025年6
月20日)


烏帽子尾根登山口

宇奈月尾根との合流点

再び高度を上げていく

僧ヶ岳が見えて来ました

山頂までもう一息

振り返ると富山湾が一望

僧ヶ岳の山頂に到着

山頂より毛勝岳方面

山頂から駒ケ岳

駒ケ岳迄行ってみました

 *写真はクリックすると拡大します。 


 薄暮の時間に宇奈月温泉に到着し、林道からの登山口のある1260m地点に6時頃に着く。数台の駐車スペースがあるが、歩く準備をしている間に半分が埋まっていた。装備を固めて薄暗い樹林帯の登山道を歩き始める。少し登り1363mの小ピークを越えると道は平坦になり、樹林の間から前僧ヶ岳が見える様になってきた。宇奈月尾根からの道と合流する地点で一休みしていると、数組の登山者に追い抜かれる。皆、快調な足取り。北アルプス周辺の山だけあって、健脚な登山者が多い。視界が開け青い富山湾が眼下に見渡せる様になると、程なく前僧ヶ岳に達するが、この辺りからは正面に僧ヶ岳、左奥に形の良い駒ヶ岳の姿も望める様になった。
 歩き始めて1時間50分、僧ヶ岳の山頂に到着する。山頂からは東に延びる尾根の先に駒ヶ岳、南には毛勝山、北は富山湾が見渡せる展望の良い頂きだ。この日は天気も安定していたので、越中駒ケ岳まで足を伸ばすことにする。駒ヶ岳への稜線上の登山道、藪道かと思ったら綺麗に仮払いされていて、とても歩き易い道だった。北駒ヶ岳からは一旦鞍部へ下り登り返すのだが、駒ヶ岳への最後の登り口が難所だった。ロープが張られていているが、足場が悪かった。難所を越えると駒ヶ岳まではあと僅か。360度の展望が開ける越中駒ヶ岳の山頂に到着した。山頂からは東に後立山連峰の山並、南に毛勝山と剱岳、西には僧ヶ岳と、素晴らしい山景色が広がっていた。
 帰路は同じ道を戻るのだが、僧ヶ岳から前僧ヶ岳までの間は展望も良く、富山湾へ向かって降りる様な気分の良い道。僧ヶ岳の魅力は下山路にもある事を発見した。僧ヶ岳は形の良い越中駒ヶ岳とセットで、もっと登られても良い頂ではないかと思う。充実した山旅を楽しむ事が出来た、僧ヶ岳・駒ヶ岳であった。
                                           (記 平尾 肇)