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クラブの仲間4名がシニア百山を七七頭ヶ岳で完登するのに同行する事にする。今回はこれまでシニア百山完登に多大な応援をしてくれた仲間にも加わってもらい、計10名での山行となった。天気は残念ながら雨模様だったが、合羽上下を装着して9時過ぎに歩き始める。「伊香西国二九番札所七々頭岳観音参道」の石標の右から
登山道に入る。スギ林のほぼ平坦な道を行くが、一投足で丹生川を高巻くようになる。
丹生川と分れて急登が始まった。濡れた落葉に覆われた登山道は滑りやすく、慎重に足許を確かめつつ登った。時折西面の展望が広がる。眼下の集落は摺墨であろうか。ブナが散見されるようになると、ほどなくブナの巨木が現れた。以前に見た大座礼山のブナには及ばないが、枝を四方に張り存在感抜群だった。ブナの巨樹はさらに上にもう1本あった。ヒノキの植林帯を行くようになると「山頂まで600m」の標識がある。さらに急登に堪えると傾斜が緩み、11時7分、山頂に飛び出した。
小広い山頂部の平地に寺が建っている。二九番札所の西林寺である。かつては仏像盗難防止のため中に入れなかったが、今はできる。お祝の握手のあと、「祝シニア百山完登
」の 垂れ幕をかけて全員で記念撮影した。持ち上げたシャンパンで乾杯する。4人の完登を 祝うように青空も現れた。三等三角点標石にも触りに行く。10mほど奥にあった。
ルリ池は単なる水たまりなので今回もパスし、名残り惜しいが風が冷たいので、11時25分、下山にかかった。この日はとても寒く、1月上旬の気候だとあったが、霰が降ったのには驚いた。駐車場に戻ったのは12時52分。雨⇒曇り⇒晴れ間⇒小雨⇒霰とめまぐるしく変る天候だったが、土砂降りに逢わなかったのは上々だった。
(記 山本 進吾)
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